出産後、急激な生活スタイルの変化で肌荒れに悩まされる女性は少なくありません。極度の乾燥や、あご周りの吹き出物・ニキビ、顔がくすむ、など症状は様々です。産後のママはお風呂上りに時間をかけて肌の手入れをする時間も余裕も無く、自分の事はついつい後回しになってしまいがちです。なので気がつけばお肌がボロボロ、、、なんて事も。
産後の肌荒れを市販の化粧品で改善する事は十分可能です。しかし赤ちゃんのお世話に追われて自分の時間を自分の思い通りに使えない産後のママは、その状況に適した化粧品選びをする事が重要です。産後のママは効率重視!少ないお手入れで効果が十分に見込める商品を選ぶようにしましょう。
では、最小限のお手入れでも効果を実感できる化粧品とはどの様な商品なのでしょうか?商品選びの際に気をつけるべき具体的なポイントをいくつか紹介いたします。
産後、化粧品を購入する際にチェックするべき3つのポイント

乾燥やニキビ・吹出物など通常の肌あれに対応した商品は沢山あります。そんな数ある商品の中でも産後のママは特に、以下のポイントを考慮して化粧品選びをしてみて下さい。産後の肌荒れ改善の近道になるでしょう。
ポイント1:浸透力が高い
化粧品を選ぶ際に「浸透力」を重要視している人はあまりいないと思いますが、これは本当に大事なポイントです。どんなに高成分な化粧品でもその成分が肌の必要な個所に届かなければ意味が無いからです。浸透力が高ければ肌への効果も持続するので、簡単なお手入れでも効果を実感できます。お風呂上りにさっと塗っても次の日の朝まで効果が持続するような商品があれば理想的です。
ポイント2:多様な肌トラブルに対応した多機能化粧品
産後の肌荒れには様々なタイプがあります、水分不足による極度の乾燥。寝不足による顔のくすみ。ホルモンバランスの乱れによるニキビや吹出物。毎回のお手入れに何個も何個も化粧品を付けている時間はママにはありません!1本で最低2つ以上の肌トラブルに対応している商品を選ぶ様にしましょう。
ポイント3:オールインワン
オールインワンとは1本で化粧水、美容液、クリームの役割を果たしてくれる化粧品の事です。時短美容が必要なママには欠かせないアイテムです。オールインワン化粧品の利点は時短だけではありません。とりあえず、その1本の化粧品を付けておけばよいので、朝の忙しい時間やお風呂上りにも授乳をしたり、子供をあやしたり、他の事をしながら効率的にお肌のお手入れが出来ます。また、何個も商品を買わなくて済むのでコストパフォーマンスが非常に高く経済的です。
肌荒れタイプ別!産後におすすめの化粧品 3点
今回は産後に起こりやすい肌トラブル、「乾燥・ニキビ」「くすみ」「敏感肌」のそれぞれの症状に適した商品を紹介していきます。実際に3カ月使用したレビュー記事も掲載していますので商品を選ぶ際の参考にしてみて下さい!
ビーグレン・QuSomeローション
特長 | 独自の浸透技術により、肌の潤いを17時間もキープしてくれる高機能化粧水です。産後の肌荒れにありがちな乾燥やニキビに効果が期待できます。 |
価格 | ¥5,500(税込) |
おすすめポイント | 浸透力・高保湿・多機能 |
総合評価 | ★★★★★ 5 |
POLA・ホワイトショットLX
特長 | POLAは1929年創業の歴史のある化粧品会社です。ホワイトショットLXは10年ぶりに市場で認められた美白成分*2を配合。くすみの改善だけでなく美肌にも効果が期待できる化粧水。 *2:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ、そばかすを防ぐ |
価格 | ¥12,100(税込) |
おすすめポイント | 美白*2・多機能 |
総合評価 | ★★★★ 4 |
NALC・薬用スリープロテクトジェル
特長 | 日焼け止めで有名なNALCから発売された待望の新商品!1本で4役の高保湿ジェル。産後のママに嬉しい最強の時短美容アイテムです。天然由来成分配合且つ6つのフリーで産後の敏感肌にも安心して使える商品。 |
価格 | ¥3,520(税込) |
おすすめポイント | オールインワン・多機能・敏感肌用 |
総合評価 | ★★★★![]() |
産後に肌荒れしやすいのはなぜ?

産後はなぜ肌トラブルが起こりやすいのか知っていますか?その理由と対処法をお伝えいたします。産後に肌トラブルが起こりやすくなる要因は主に3つのあると言われています。
理由1:授乳で体内の水分が不足する
産後のママがまず赤ちゃんにする事、そう授乳です。赤ちゃんの幸せそうな顔を見ながら授乳をするのは至福の時間ですが、同時に授乳をした分だけ体内の水分は奪われています。それに加え、慣れない赤ちゃんのお世話に没頭しているとついつい水分補給をする事も忘れてしまいます。普段の何倍も水分を奪われるのに普段よりも水分補給をしない。これは特に乾燥の原因となります。化粧品やサプリで外側から肌荒れケアをすることも大事ですが、水分(出来れば常温か温かいお水)補給を日頃から意識して、内側からケアする事も忘れないようにしましょう。
理由2:睡眠不足
またまた書きますが産後のママがまず赤ちゃんにする事、そう、授乳です(笑)。新生児の赤ちゃんへの授乳間隔は2-3時間置きですので、真夜中でも早朝でも赤ちゃんがお腹がすいて泣き出せばママは眠たい目をこすりながら授乳をします。
健康な肌を維持するためには質の良い睡眠が必要です。新しい肌細胞が最も活発に作りだされるのは夜の睡眠中(特に22時から深夜2時の間)です。産後のママは授乳の為に2-3時間おきに目を覚まさなければいけないので当然睡眠不足になります。睡眠が不足すると肌の生まれ変わりのサイクルが乱れ、バリア機能が弱るので急に敏感になったり、極度に乾燥するなどの肌トラブルが起こりやすくなるのです。
理由3:ホルモンバランスの乱れ
妊娠中は赤ちゃんをお腹の中で育てる為に自然と女性ホルモンの分泌が増加します。しかし出産を終えると以前は大量に分泌されていたホルモンが急激に減ります。これがホルモンバランスの乱れです。ホルモンバランスが乱れるとニキビや吹出物が出来やすくなったりイライラしやすくなります。ただこのホルモンバランスの乱れは一生続くわけではありません。母乳育児が落ち着き、赤ちゃんが夜寝てくれるようになれば自然と落ち着いてきます。短期的な症状ですし化粧品でケアする事も十分出来ます。かげつ
まとめ
産後のスキンケアには簡単なお手入れで最大の効果が得られる化粧品を選ぶことで肌荒れを最小限に抑えられます。今回は「乾燥・ニキビ」「くすみ」「敏感肌」の3つの肌荒れに対応した商品を紹介していますので、あなたの肌トラブルに合った商品を試してみて下さい。産後の肌トラブルは初期対応が肝心です。市販の化粧品で対応できるうちにケアを開始して、一日でも早く健康な素肌を取り戻しましょう!